多くの人が心理カウンセラーになりたい動機とは?

心理カウンセラーはかなり人気のある職業だと思います。

それは多くの通信講座やカウンセリングスクールを見れば、どれだけ多くの人がカウンセリングに強い関心を持っているのかがよくわかります。

心理カウンセラーの資格を取得したいという方は、おそらく困っている人に寄り添いたい、力になりたいという方が大半だと思います。
自分自身が傷ついた経験、心身ともに参ったような経験があって、その経験を困っている人に力になれたらという思いから、心理カウンセラーの資格を取ろうと考えられている方が多いのだろうと思います。

例えば、子どもが不登校になってそれで子どもが学校に行くようになって、その時に悩んだ経験をカウンセラーとして生かしたいという方は結構おられます。
また、うつ病になり、自分が気づいたことを生かしたいと思い、カウンセラーになった方も結構おられます。
実際に「うつ病 カウンセラー」と検索するとそうした方のホームページが結構出てきます。

カウンセラーになりたい動機について、上記のような実際に悩んだ経験が動機になる人もいる一方で、次のような動機の方もおられます。

例えば、お金が儲かりそう。
人気があるからちやほやしてもらえる。
何か格好いい。
座っているだけだから定年過ぎても仕事ができそう。
まあ誰でもできそう。

実際にこうした動機でカウンセラーを目指す方も当然おられます。

ちなみに、私はこうした動機でカウンセラーを目指してもいいと考えています。
カウンセラーになりたい動機に「崇高な理念や目標」というのは絶対必要というわけではありません。

これは例えば教師でも「将来安定しているから」という理由で選んでいるのと同じことです。
しかし、こうした教師の方が「子供のために力になりたい」という理想を持っている先生よりも、しっかりと子どもを指導することができることがあります。もちろん、その逆もあります。

私は大切なのは動機ではなく、カウンセラーになった後で「どうクライエントの力になれるカウンセリングができるかどうか」だと思います。実際、カウンセラーの仕事はかなり大変ですし、カウンセラー自身が悩んだり傷ついたりすることが多い仕事です。

そのことを覚悟して心理カウンセラーになろうとするのであれば、私は動機は何でもいいと考えています。

どうぞ臆せずに心理カウンセラーを目指してくださいと私は思います。