うつ病とパニック障害との関係

うつ病とパニック障害との関係ですが、明確な関連性はないものの、パニック障害経験のある人がうつ病を引き起こしやすい、ということはわかっています。


中でも「二次的うつ」と呼ばれるものは、外出先でパニック発作が起きるのではないかという恐怖から家に閉じこもるようになり(広場恐怖)、日常生活にも支障が出ることから、社会に適応できていないのではないかと自信を失うようになります。これが抑うつ症状を呼び、「二次的うつ」になってしまうのです。

 

 

パニック障害の原因はまだハッキリとわかっていませんが、専門家の間では、脳内物質のバランスが乱れたことが原因だという説があります。

うつ病と同じように、ストレスや過労などが危険因子になっている傾向もあります。

 

治療は服薬が中心です。脳内物質セロトニン(意欲や元気を伝達します)を増やす働きがある「SSRI」という種類の薬がメインです。

これを飲むことによって、パニック障害を脳から改善していきます。 

 

パニック障害の場合、きちんと薬を飲んで焦らずにいれば、いつの間にか、「そういえば、最近発作がないな」と気付く日がきます。

焦れば回復は逃げていくだけです。のんびり構えましょう。